【新年を祝う】切り絵 御朱印「大黒天神」のご紹介

清隆寺では、1月1日より新たに5種類の切り絵御朱印を頒布いたします。
第5弾は「大黒天神 切り絵 御朱印」 となります。
■期間:通年
■御志納料 :一体1,300円
■お渡し方法:書置きまたは郵送対応
・書置きについて
当山の開門時間中(10~16時)にお越しください。
※品切れの場合は郵送対応とさせていただきますのでご了承ください。
・郵送について
「オンライン授与所」からお申し込み下さい。
☆清隆寺の守護神、大黒天神について
丸い頭巾をかぶって右手に小槌・左手に袋を担いニつの俵の上にお立ちになる笑顔の大黒様は、もともとインドの神様シヴァ神(大暗黒天魔王)です。仏法を護り、飲食豊かに、福徳を給う神様として、仏教では、福徳円満自在菩薩の化身と説かれています。では、このお姿はいったい何をお示し下さるのでしょうか?働いて働いて真っ黒になる、つまり大黒になって働けば足元から幸が盛り上がってくるぞと教えています。
清隆寺に摩訶縁の大黒様をお迎えした由来は、青森県のお寺さんから大黒天大祭のお手伝いをお願いされて参拝したおり、お土産でお寺の名前の入ったリンゴを5つ頂いてお寺に帰りました。清隆寺の本堂にそのリンゴをお供えして、直ぐに次のお寺へお手伝いに行くためにお寺を留守にすることに…お手伝いを終えて帰りの新幹線の車内で、携帯電話が何度も鳴っていることに気付き、電話に出てみると、何やら慌てた様子の坊守り(※奥さん)が大騒ぎをしている。「何だ?総代さんでも亡くなったのか!」と思い良く話を聞いてみると、「リンゴがネズミにかじられた!」とのこと。「馬鹿野郎、そんなことで一々電話してくんじゃない!」と怒ったが、まだ興奮している。本堂に沢山お供えしてある供物の中で、どうやら名前が書いてあるリンゴのアタマ半分だけが綺麗に喰われていたらしい。
「うちのお寺でネズミが出たことも喰われたこともないのに珍しいな…」と思い、そういえばネズミは大黒様のお使いだと感得をし、浅草の仏具屋に仏像を頼もうかと相談しに行ってみたら、そこに丁度良い大黒様がちょこんと安置されている。前々から気に入っていた仏師の作だったので、これも御縁と有難くお迎えしました。
当時、日蓮宗大荒行堂の正伝師を務めていた、お手伝いに行った青森のお寺さんにご相談をして大荒行堂で開眼してご安置しました。
後々に分かったことですが、戦前には清隆寺には大黒天が祭祀されており、戦前に安置されていたその仏像と今回お迎えする仏像が奇しくも全く同じ寸法であることが分かった不思議な御縁を学ばせて頂いた御守護神様になります。
一年の始まりを祝う特別な御朱印を、この機会にどうぞお楽しみください🎍